運営指導で感じた「できていると思っていた」が一番危ない理由

河野一人社長の発信|想い・考え・気づき

この記事は、河野一人社長が作成した内容や、そこに込められた考え・想いをもとに、ブログ記事としてまとめたものです。

運営指導で感じた「できていると思っていた」が一番危ない理由

最近、運営指導のサポートをさせていただく機会が増えています。

その中で毎回感じることがあります。

それは、

「できていると思っていた」が、一番危ない。

ということです。

これは決して、その事業所がいい加減な運営をしているという意味ではありません。

むしろ、日々利用者さんのことを一番理解し、一生懸命支援されている事業所ほど、「現場はちゃんとできている」という自信を持っています。

私もその考えは間違っていないと思っています。

実際に利用者さんのことを一番知っているのは、現場の職員の皆さんです。

だからこそ、質の高い支援ができている事業所もたくさんあります。

運営指導では「良い支援をしているか」だけでは判断されない

しかし、運営指導になると話は少し変わります。

行政が確認したいのは、「良い支援をしているか」だけではありません。

その支援が、記録や書類で適切に説明できるか。

ここも重要な確認ポイントになります。

例えば、

・「ちゃんと会議はしている。」
・「サービス担当者会議にも参加している。」
・「職員研修も実施している。」

実際には行っているのに、議事録や研修記録、計画書などが行政の求める形になっていなかったために、「実施していない」と判断されてしまうことがあります。

自治体によって運用の考え方が異なることもある

また、市町村によって運用の考え方が異なることも少なくありません。

ある自治体では問題なく認められている方法が、別の自治体では改善を求められることもあります。

だからこそ、「今まで大丈夫だったから今回も大丈夫」と思い込むことは、とても危険です。

こうしたズレは、日々の業務を一生懸命行っている事業所ほど気付きにくいものです。

第三者の視点で運営を見直すことの大切さ

だから私は、第三者の視点が必要だと考えています。

コンサルタントである私が入る理由は、「間違いを指摘するため」ではありません。

現場で頑張っている皆さんと、行政が求めている内容との間にある小さなズレを見つけ、一緒に整理するためです。

ほんの少し書類の整え方を変えるだけで、運営指導への不安が大きく減ることもあります。

「できている」と「伝わる」は必ずしも同じではない

「できている」と「伝わる」は、必ずしも同じではありません。

だからこそ私は、現場で積み重ねてきた支援が正しく評価されるように、事業所の皆さんと一緒に考え、伴走していきたいと思っています。

運営指導をより良い事業所づくりのきっかけに

運営指導は、事業所を責めるためのものではありません。

これからも地域で安心してサービスを提供し続けるために、自分たちの運営を見直す良い機会でもあります。

その時間を「怖いもの」ではなく、「より良い事業所づくりのきっかけ」に変えていけるよう、これからも現場目線でサポートしていきたいと思います。